2009年08月11日

埋もれている良作ラノベの個人的メモ

数年前に比べて、ライトノベルの出版社は本当に増えたと思う。
最近ではWEB連載からの出版なども出始めてきた。
ライトノベルの刊行数も増え続け、正直いって、全てを追いきれない。

そうなると、埋もれてくる作品も多数ある。
いくつか管理人主観で、そんな埋もれている良作ラノベをメモ書きしておこうと思う。

・ロミオの災難(来楽 零) 電撃文庫

ロミオの災難 (電撃文庫)

ロミオの災難 (電撃文庫)

  • 作者: 来楽 零
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 文庫



電撃文庫の作品なので、そこそこ知名度はあるのだろうけど、電撃文庫は初動が悪いとその後とことん在庫がなくなることでも有名だ(たぶん)。

この作品、タイトルがまず売れそうにない。

巻頭のカラー挿絵も、雰囲気が内容とかみ合っていない。

細かく見ると、帯の紹介文に「ちょっと怖い物語」と書いてあったり、表紙を開いて1ページ目から、表紙のキャラがお化けになったような怖いカラー絵があったり、巻頭カラーのキャラ紹介絵ではみんな暗い表情をして後ろ向きな発言をしていたり、もう散々である。

で、読むとまったく恐くなくて、ど直球恋愛コメディなのであるから驚きだ。

なにこの落差。

絶対、この作品がターゲットとする読者層に伝わってないって・・・。
恋愛モノなのにホラーとして売るのはダメだ。

これがもし、別のタイトル、明るい表紙と巻頭カラーの挿絵、帯の紹介が使われていたら、売り上げはもっと伸びたんじゃなかろうか。
的確な読者へのアピールで快進撃を続けていた電撃文庫にしては、珍しい売り込み失敗例ではないかと思う。

ちなみにこの本、今でも近所の書店では、ポップつきで平積みプッシュされています。
近所の書店の店長さんナイス。

以下、1行メモ

・ベン・トー サバの味噌煮290円(アサウラ) 集英社スーパーダッシュ文庫

ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫)

ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: アサウラ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 文庫



半額弁当を買うために日夜争うというとてもくだらないストーリーからあらすじを読んだだけで買うのを敬遠されがちなんですが、キャラも立っていて、実は恋愛要素もそこそこあり、何気に挿入された小ネタも面白い。もっと売れて良い作品。お腹が減っている時に読むべし。

・迷い猫オーバーラン!―拾ってなんていってないんだからね!!(松 智洋) 集英社スーパーダッシュ文庫

迷い猫オーバーラン!―拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫)

迷い猫オーバーラン!―拾ってなんていってないんだからね!! (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 松 智洋
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/10/24
  • メディア: 文庫



どこかで見たようなキャラばかりがヒロインとして出てくるため、ラノベ好きほど1巻でパクリの烙印を押して引いてしまうことだろう。それをオマージュと前向きにとらえられるかが第一のハードルである。さらに1巻から登場ヒロインも多く、1巻は駆け足の印象。そこを乗り越えて2巻まで読むと面白さがわかってくる。4巻まで読むと、これもアリかなと思えてくる。どちらかというとシリーズが続くほどにつまらなくなる作品が多い中で、入り口である1巻が微妙なためシリーズとして売れていないという埋もれた作品の中でも珍しい作品。

・円環少女(長谷 敏司 ) 角川スニーカー文庫

円環少女 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 長谷 敏司
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/08/31
  • メディア: 文庫



最近めっきり刊行数の少ないスニーカーの中でも、コンスタントに刊行され続けて既に10巻。長期作品のはずだが何故かマルチメディア展開もされず、ひそかに固定ファンに支えられている惜しい作品。

・AURA(田中 ロミオ) ガガガ文庫

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

  • 作者: 田中 ロミオ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/07/19
  • メディア: 文庫



著者買い以外ではあまり売れそうにない出版社からの発売だったからなのか、発売当時少し話題になっただけでその後さっぱり売れ行きが伸び悩んでいる作品。初動で売れた分そこそこ売れているけど、もっと売れて良い作品。


と、こうして並べてみると、スーパーダッシュ文庫やガガガ文庫など、いまいちマイナー出版の作品ほど埋もれやすいような気がする。
スニーカーは特定シリーズを押しすぎ、電撃はその上でさらに刊行数が多すぎ、といったところでしょうか。

...
posted by リーブ(旧はろる-araraka-kabosu) at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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