2009年08月09日

高坂桐乃の消失 桐乃が海外へ行ってしまった本当の理由

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(4)巻を読んで、後半の強引な展開がどうしても気になっていた。

そんなこともあり、この記事を読んでコメントを書いたのだけれど、そこであらためて桐乃が何故、突然海外へ行ってしまったのか、また何故黒猫メインのストーリでは桐乃は出てきません、とアンケートハガキで念をいれて記載されているのか?について考察しみた。

結論から言うと、
「桐乃が18歳未満にもかかわらずエロゲプレイヤーであったため」(※1)、ではないかと思うのだ。

元々、俺妹シリーズは企画当初では電撃文庫の看板作品として期待されていなかったように見受けられる。
1巻あとがきでは次巻について触れられているが、1巻自体にナンバリングはついていない。
売れなかったら続刊なしの企画モノに典型的な売り方だ。
そういった情報の節々から、電撃の月の刊行予定表では4番目か5番目の場所にあるぐらいを狙って書かれた実験作のように感じられる。
だからこそ、ギリギリの危ないネタも使えていたのではないだろうか。(※2)

しかし「俺妹」は思わぬ人気を呼び、ネットで話題になり、売り上げ的にも電撃文庫内で月間刊行物中1、2を争う人気となり、コミカライズもされ、このままでは電撃の看板作品の一つになりかねない底力を見せつけ始めてきた。(※3)

そうなると問題になるのが、「桐乃が18歳未満にもかかわらずエロゲプレイヤーである」ことだ。(※4)
これは、法律的には良くても、倫理的にはまずい。
ましてや今は、作品内ネタのひとつのエロゲ業界には逆風が吹き、規制強化の意見が簡単にまかりとおる世の中である。

そうなってくると、桐乃の趣味はどうあってもまずい。
アングラ誌(失礼)でコミカライズは出来ても、アニメ化は難しい。

そこで登場するのが、俺妹シリーズでも人気のある黒猫だ。
黒猫の趣味は、ゲーム、ゴスロリ系コスプレと、邪気眼の創作活動である。
中学生エロゲプレイヤーよりは、レーティング的に全く問題はない。
3巻から、京介を兄さんとと呼ぶようになる事から、妹と言えなくもないからタイトル的にもOKだ。(※5)

こうして桐乃は、なにかしらの現実世界からの圧力で、物語世界から消されてしまったのである。
これには主人公であっても、実の兄貴であっても、どうする事も出来ない。

4巻のラスト付近
桐乃は京介に「じゃあね、兄貴。」と別れを告げ、
「そして俺の妹はいなくなった」、と京介のモノローグで結果だけが語られる。
ここまでの考察がいくらか的を射ているとして読み直すと、この別離は現実世界とリンクすることであらためて別の表情を見せはじめ、より悲しく感じられてくる。

高坂桐乃の消失、である。

だからと言って希望が無いわけでもない。
逆に、もし考察が的を射ているのであれば「桐乃は18歳になれば物語世界に帰ってこれる」のである。(※6)
黒猫メインのお話になると次巻では桐乃は出ません、というアンケートハガキの記載にも納得できる。

さて、ここまで書いてきて、もう一つ桐乃が物語世界へ帰ってくる道はあるような気がしてきた。
アンケート結果にもよるとも思うのだが、それはメディアミックス展開を極力しないという選択肢だ。
いまの世の中、小説であれば少々危険なネタもOKという風潮がある。
漫画もそうであるが、テレビに比べれば規制ははるかにゆるい。

個人的には、利害関係は諸々ありそうではあるが、この選択肢で進んで欲しいものである。

そんなわけで、アンケートハガキは「桐乃の話しを読みたい」で出そうと思っている。(※7)


※1 桐乃の趣味は、厳密にはエロゲではなく、妹(っぽい)モノ全般であることからエロゲマニアと言うわけではない。
※2 電撃文庫マガジンでは、俺妹にこれほど人気があるにもかかわらず、短編は寄稿されていない。何故か同じ作者、絵師による別作品が掲載されている。
※3 2009年8月までに1〜4巻累計で70万部に達しているらしい。2009年8月の書店ランキングでは、電撃看板作品の一つである狼と香辛料を抜いている。
※4 主人公の京介は4巻ラストで3年進級とともに都合よく18歳になり、年齢問題は解決した。
※5 4巻でも、引き続き黒猫は京介を兄さんと呼んでいるようだ。
※6 桐乃は、黒猫より一つ下だから、どんなに早くとも4年は帰ってこれないことになる。実家から遠い全寮制の高校にでも入学させられてしまうのだろうか。
※7 前記事でも書いているけど、黒猫スキーです。

※他にも何か書き足りない事や、考察にも穴がある気もするので気が向いたらまた追記します。
※考察するに当たって、一本足の蛸様の記事「『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』はエロゲー業界への「トロイの木馬」になりかねない」は大変参考、刺激になりました。ありがとうございます。

...
posted by リーブ(旧はろる-araraka-kabosu) at 16:06| Comment(4) | TrackBack(0) | ライトノベル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 桐乃は、黒猫より一つ下だから、どんなに早くとも4年は帰ってこれないことになる。

『高校に入学するまで海外で暮らす』って本文に書いてあるんですが。つまり、約一年ですね、留学期間は。
Posted by のえ at 2009年08月09日 18:03
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、留学は1年ほどだと思うのですが

>桐乃は、黒猫より一つ下だから、どんなに早くとも4年は帰ってこれないことになる。
>実家から遠い全寮制の高校にでも入学させられてしまうのだろうか。

陸上で留学するぐらいですから、帰国後、高校でも名門校、強豪校に進学すると考えて、そうすると寮生活になるのかな?と考えた次第です。
Posted by kabosu at 2009年08月09日 21:05
数年後の話に移動でもいいので桐乃の話がいいですね。
それとひとつ質問なんですが、あの葉書いくらの切手で出せば?
Posted by 神凪 at 2009年08月18日 00:04
コメントありがとうございます。
桐乃にはやはり出てきて欲しいですね。

>それとひとつ質問なんですが、あの葉書いくらの切手で出せば?
普通のハガキですので50円切手です。
私はそれで出しましたよ。
Posted by kabosu at 2009年08月18日 03:28
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